最近の読書(溜めた)日記 [読書]
仕事とか入ってる時に気分転換にせっせと本屋に通い、
手当たり次第にゲットして帰ってきては本棚に並べて、
休みができた途端にむさぼるように読む日々です。
久々に宮部みゆき。映像化されたのを立て続けにみたんだけど、ワタシはやっぱり江戸物が好きだな。このヒトの作品は「気付く」過程みたいなのがどの作品にも書かれてて、弱者の気持ちに「気付く」、自分の中の隠された気持ち、能力に「気付く」、犯罪者のその心理に「気付く」。裁くことよりも「気付き」「理解」するということを大事にしていて、それが今の時代には最も欠けている点なのかもしれない。通常では理解できない事件が多発してて、でもたいていの事件ではその加害者の直接の言葉を一般の人間が聞いたりすることはないから、決して理解できないまま、事件が風化していってしまう。そんなことの繰り返しで果たして不可解な犯罪が減るのか?と言われたら、多分減らないと思うよね。自分はとうていその心理に達することはなくても、自分の身近な人間のそういう気持ちに「気付く」ことができたりして、もっと昔の日本のように他人との関わりを大事にしていく世の中であったら、もう少し暮らしやすくなるのかな…?
「お茶と探偵」シリーズの第2弾。買っただけでまだ読んでません。こっちのシリーズはドレイトンというまるで執事さんのような紅茶店の店員さんが出てくるのがやや魅力(笑)
このシリーズを読むときのお供は、森永のムーンライト(笑)いろいろ工夫を凝らしたクッキーが出てくるけど、ワタシの基本はバタークッキーです。贅沢が許されるならば、ヨックモックのシガールがいいっすよ。何度も書きますが、ミステリーとしては軽いので、本格的に推理したいヒトは手を出さないよーに(笑)
やっぱ桜の季節ですからね。この本は平安時代くらいから坂口安吾とかその辺くらいまでの、桜にまつわる文学についての解説本です。日本人は咲き乱れるということよりも、咲いて散る様に心が惹かれるDNAが民族的に受け継がれてるんでは…と思うくらいに、桜好きだよね。寂しいや悲しいやせつないを決してマイナス面だけで捉えない、豊かな感性を持つ民族でよかったなと、普段は「日本なんて…」とはかなくなることも多いだけに、思う訳でございます。
ザ・スライドショー 8 in HAWAII 公認ブートレグ盤付き
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/11/21
- メディア: DVD
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。←誰に謝ってるの?
とうとうコンプリートボックスに手を出してしまいました…。
だって、だって、だって…このゆるさの虜になってしまったんですもの(涙)
これでしばらくは、仕事中に飽きることがなさげです。
それにしてもなんで大江千里くんはブンカッキーの中に入っちゃったかな(謎)
お茶と探偵シリーズの第1作目、注文中です。
クッキーを用意して読んだほうがよさそうですね(苦笑)
ムーンライト、美味しいですよね~。うちのママンが好きで、よくおやつに。
でも、バタークッキーはカロリーが危険です(汗)
あとクッキーと言えば、森永の幼児向けのマンナっていうの、美味しいです。
以前カルケットっていうの好きだったんですが、無くなっちゃったの(涙)
宮部さんの作品は、以前に中日新聞の朝刊で連載されていた
「名も無き毒」というのを読んだことがある程度なのですが、
それも「気付く」というのが非常にポイントとしてありましたね。
すごく無情な、やりきれない話でしたが、基本的にそういうの苦手なのに
ぐいぐい引き込まれていました。文章力が凄いなあと思いました。
by サンディ (2006-04-02 01:39)
サンディさん>
クッキーとお茶はぜひともご用意を(笑)
やはりクッキーのカロリーを考慮すると烏龍茶が良いかと。
ワタシはもっぱらプーアールで。脂肪中和、脂肪中和と唱えながら。
宮部みゆきはホントにとんでもない作家だなと思うね。
あの無情というか、ラストを迎えてもどこか釈然としないコトが多くて、
それがなかなか手を出さなかった理由でもあったんですが、
あの筆力はとんでもないと思います。読めば必ずハマるし…。
理由も模倣犯も読みたいけど…怖い…。
by まあや (2006-04-02 23:18)