本が山積み [読書]
当初は10巻同時に発売予定だったのに、本屋に行ったら1冊しか出てなかったよ…。ということは、10巻は書き下ろし多いんかな?桂っちの就職活動のお話がメインだろうけど。ワタシと相方の願いは日向さんと約束した絵が桂っちの手元に届くこと!のみ!したら、納得して完結って気持ちになるだろうなぁ…。
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こういう本が事務所への行き帰りには持って来いですよ。慌ただしい毎日で見落としがちな大事なものを思い出させてくれる優しい本です。
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美夜さんが表紙なのです。「生粋の神戸っ子」ってコトバが出てくるんですけど、まりをちゃんは「浪速の商人」って感じだけどねっていう美夜さんが好きです。
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マンガはちょこちょこ読めるけど、小説は読む時間があんまり無いよ…。
DVDとCDもちょびっと山積み。
眠れぬ夜の読書日記 [読書]
なんだか寝付けないので、ちょっと本棚の整理など…。
★読んだ本
やっとの思いで上巻は読み終えましたよ…重い…重すぎる…(涙)
嫌いじゃないのよ、高村薫先生!っつーか、むしろとても好きなんです。
でもまだ下巻に手が出ません。
心してかからないと内容的にも文体的にもついていけない気がする…。
今、ワタシに一番合ってる高村小説は多分「李歐」だと思う。
あぁ…大陸の覇者になりたい…(壊)
ヘバヘバモードの行き帰りの電車はこの手の本が似合うと思う。
今回の「ピーチコブラー」ってスイーツはネーミングが強烈だよね…なんだか…。
頭のなかのイメージではショッキングピンクのネバネバドロリ系って感じなんだけど(笑)
先日の東京遠征時になんとなーく空港の本屋で買って読み始めたところ、
序盤は思いのほか面白くて、松本清張の「日本の黒い霧」よりも新事実っぽいのがたくさん出て来たり、
思いがけない重要人物が出て来たりして「おぉ!」って思ったんだけど、
終盤に向かうにつれ、著者を取り巻く状況の悪化に比例するように、なんだか事件に対する情熱も薄れていくような
妙なリアルさが出ちゃって…うーん、もったいないなぁ…がっくし…っていう感想。
この本にも登場するとある人物の書いた「下山事件」も読んだ方がいいのだろうか…。
やっとこさ出ましたよ、新刊。
でも話は最後の最後までジレったい!
益田くんファンはちょっとヤキモキするだろうし、関くんファンはちょっと感動するかもだし、
でも榎さんファンのワタシは最後の最後で…思わずホロリですよ。
このホロリは最後の最後まで頑張って読んだヒトにしかわかりませんよ!
いいんです。
ワタシはまたこーやって書き下ろしイラストとかに釣られて買っちゃうんです。
でも世の中には3回目のご購入の方もいらっしゃるでしょう。
(そう、すでに単行本、文庫版と出てて、今回で3回目)
複数回買ってるみんなの統一した意見としては、今回こそは完結してーーーーっ!だと思います。
★待機中の本
素材の味を活かすのがポイント [読書]
↑これはお料理もサッカーも同じこと
わーい!
今月は高山なおみさんの本が2冊も出てうれしーぞ!
「日々ごはん」の方はWEB日記をまとめた本。もう7巻。
ワタシは高山さんの文章がとても好きなので、読むだけでちょっと幸せ。
季節が変われば、素材も変わるし、ヒトの気持ちも変わります。
だから、作るお料理だって当然変わっていくんだけども、
その中で変わらないものがあるとすれば、誰かに喜んでもらいたいなと思う気持ち。
料理ってそういう気持ちが大事なのかな…と思う。
…と己を振り返ってちょっと反省。
「たべる しゃべる」は出張お料理本。
お友達の家にそのヒトにあったお料理を作りに行って、お話をしたり、ご飯を食べたり。
なんでしょう、この本を読むと「類友」ってコトバが思い浮かびます。
やっぱ、違うけどどこか似ている空気感のあるヒトたちが集まるんだね。
最後にスイセイさん(旦那さん)が出てきたのがよかった。
日記本を読むと、時々高山さんとケンカしたりとかするけども、
スイセイさんの独特の優しさはスゴくスゴく高山さんに伝わってるなーと思うもの。
そんなスイセイさんが作った優しい台所でお料理をする高山さんは、
もしかしたらすごーく幸せな料理家さんなのかなとも思います。
久々読書日記 [読書]
家にこもって、じゃっかん机周りと本棚を整理整頓したぐらいの休日ですので。
ネタ的にはこれくらいしか思いつかない…(笑)
こんなに短い期間で西村しのぶの本が2冊…奇跡?
「下山手ドレス」の方は割と身近なネタが多いので好きです。
ジモティの特権です。
「メディックス」の方は本当は既刊なんだそうですが、ワタシは初見でした。
医学部ネタなんて…なんて珍しいんだ(笑)
写真家:川内倫子さんの日記をまとめた本です。
とてもシンプルな作りですが、各ページに写真が乗っていて、
写メで撮ったような写真なのに、とてもステキなの。
あぁ…何でではなく、何をだなと。そして世界を切り取るバランスなんだな。
一時の勢いは落ち着きましたが、今も種火はくすぶっているマイブーム。
イギリスの庭園って色んな角度から作られていて面白い。
作りすぎるとこと全く作らないところを上手に取り入れてたりとか。
日本のお庭は思想精神に基づいてキッチリ作られてるからそれ以外の物は入り込めないけど、
イギリスのお庭は自由な感じがするから、妖精だのなんだのがいても不思議じゃねぇな。
いよいよ犬神家の秘密にせまってきましたよ!
ネコムライス、健在!
江戸も相変らず好きです。
タイムマシンがあるのなら、是非とも一度体験してみたいのが江戸とビクトリア朝ロンドン。
小町娘になって(←あつかましい)、街を探検したり、お蕎麦や甘味を食べてみたーい。
芝居小屋に行ったり、花火を見たり、朝顔市に行ったり、簪とかでキャーキャー言いたい(笑)
真面目な本もたまには読みます(自爆)
宗教にちなんだ絵画には描かれたものにそれ以上の意味合いをもたせることが多く、
まぁ、話題の「ダヴィンチコード」にもそういう内容が含まれているのですが、
ワタシの好きな「フェルメール」の絵にも、時代的宗教的な意味合いを含ませたモノが
多数描かれており、それを発見することで「ニヤリ」とするのも、
絵画鑑賞の1つの楽しみであるよねーというお話。
素人さんなので「ニヤリ」もしくは「クスリ」とするくらいなトコがポイント(笑)
急激にイギリスブーム [読書]
「オーラの泉」に出ることがあれば、江原さんに「あのね…あなたの前世は…そうねぇ…
イギリスの…ロンドンのね…下町の…云々」と言われそうな勢いでイギリスブーム到来。
人生何度目のイギリスブームなのかはわかりません。
果たして読書傾向が先か、ブームが先か…ってな具合で最近はイギリス絡み本ばかり。
列挙したら自分でもビックリだい…。
いや、しかもこのブームはまだまだ続く気配。
はっ!もしかして…ベランダーブームもある種のイギリスブームか?
イギリスといえばイングリッシュガーデン、ローズガーデン、ハーブガーデン。
あぁ…行きたいなー。イギリス行きたいなー。
お金貯めよう。
最近の読書 [読書]
海外小説ってあんまし読まないからどうかなーと思ったんだけど、面白かったです。えーっと簡潔にいうと「のび太とドラエモン」みたいな(笑)英国貴族のバートラム卿という、全く持って社会の役にも友達の役にも立たない紳士につかえるのが、執事のジーヴス。執事としても完璧で知恵も回れば独自のネットワークで情報もばっちり。バートラム卿の困った友人や従兄弟たちとの間に巻き起こる問題も、彼にかかればたちまちおしゃれに解決!みたいなお話。未来の秘密道具は出てこないけど、ジーヴスの頭にはドラエもんのポケット並みの知恵が詰まってるという。あぁ、ドラエもんも一家に一台ですが、ジーヴスも一家に一人欲しいところでございます。
こちらの執事さんは本格派。英国のさる大物貴族のお屋敷(今はアメリカ人に売却された)に使える執事さん。そのお屋敷で起こる世界的な会議でのことや、そこで共に働く父親や女中頭との間の揺れ動く気持ちのことを、回想しながら旅をする執事さん。「本物の執事とは?」という問題について、自分のなりの解釈をしつつ、女中頭への淡い思いを秘めて過ごした日々を後悔したりと…四角四面風の執事さん(なんといっても新しいアメリカ人の主人のジョークについていけずに悩んだりするくらいに)なのに、くるくると自分の気持ちに揺れて悩んでるところが、愛すべき人物として描かれてます。アンソニー・ホプキンス主演で映画になってますが、ハマリ役だと思います。
と、執事小説が続いてるので、実際の執事さんってどんなもんかとちょっと勉強。執事さんってその屋敷を主人に代わって切り盛りしていて、ワタシのイメージではお茶の時間においしいお茶とお菓子を運んで来ては、つかずはなれずでサービスしてくれる、礼装のロマンスグレーなヒトみたい感じ(←何に毒されてるんだか)だったのですが、非常に激務で全てのことに気配りしなけれないけないという大変なお仕事だったんですね。でも優雅さは決して捨ててはいけない。疲れを顔に出してもいけない。一流の執事とはそういうものだそうで。まぁ、その分給料も良さげだったようですが、貴族のお屋敷ではどんな高給払っても最高級の執事を雇っていたそうです。それだけでお屋敷の格がはかれるんだってさ。あ、ウチのような家には一生来ませんね、執事さん(爆)
いや、なんとなく本屋で見つけたから(笑)パトリシア・コーンウェルのレシピ本とかを前に読んだんだけど、実際に作るかといえば否ですが、小説に出て来た料理をヴィジュアルで見るとなんか説得力というか、「あぁ…このスープでケイはルーシーを励ましたのか…」とか、「ベントンと一緒のディナーで食べた、ベヴに教えてもらったエビのカクテルはこれかー」とか思うと、とても楽しかったので。池波正太郎先生の料理の本とかでもそうだけど、料理って生活にとても密着してるし、登場人物のパーソナルな部分や時代、土地の雰囲気を表現するのに、もってこいのアイテムだなーと思って。だから、物語と料理が絡む本に、ワタシは弱いのでした。
ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
- 作者: J. K. ローリング, J. K. Rowling
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2006/05/17
- メディア: 単行本
いよいよ出ました、第6巻。昨日買ってきたので、早速今日から読み始めようと思います。最近は毎回ラストの方にせつないシーンが出て来て、前回もハリーにとってはかけがえのない人物との別れがあったので、今回こそは無事に…なんて思うものの、最終回を次巻に控え、決してハッピーエンドはないと予想されるので…読み始める前からちょっとブルー。せめて、ワタシのハーマイオニーに見せ場が山盛りあることを祈ります。あ、ロンにも多少ね。
江戸時代にお別れを [読書]
ずーっと描き忘れてましたが、火曜日からGW突入中です。
その前の2週間、休みなくたっぷり働いたおかげです。
でも、貧乏性なのかあんまし休みが長いと飽きます。
でもでも、今はお花の世話があるので飽きません(爆)
さて、気分転換に本屋さんに行ったら、「御宿かわせみ」シリーズの最新刊が。
いよいよこの刊をもって「かわせみ」も江戸時代に別れをつげます。
先月だったかのオール讀物の作家さんのインタビューでは、
次回からは今までのおるいさんや東吾さんたちの子供たちがメインで、
時代も明治に入り、かわせみも多少様変わりしていくとのこと。
寂しいような楽しみなような複雑な心境です。
それでも、子供たちが迷ったりする時にはおるいさんや東吾さん、源さんたちが、
優しくそっと力を貸してくれるでしょうから、
そういうシーンを読めるのはいいかな。
だいたいこういう長いシリーズものって、主人公が年を取らなかったりするんだけど、
こういう風に時代やヒトの移り変わりを描く小説もステキだな。
最近の読書(溜めた)日記 [読書]
仕事とか入ってる時に気分転換にせっせと本屋に通い、
手当たり次第にゲットして帰ってきては本棚に並べて、
休みができた途端にむさぼるように読む日々です。
久々に宮部みゆき。映像化されたのを立て続けにみたんだけど、ワタシはやっぱり江戸物が好きだな。このヒトの作品は「気付く」過程みたいなのがどの作品にも書かれてて、弱者の気持ちに「気付く」、自分の中の隠された気持ち、能力に「気付く」、犯罪者のその心理に「気付く」。裁くことよりも「気付き」「理解」するということを大事にしていて、それが今の時代には最も欠けている点なのかもしれない。通常では理解できない事件が多発してて、でもたいていの事件ではその加害者の直接の言葉を一般の人間が聞いたりすることはないから、決して理解できないまま、事件が風化していってしまう。そんなことの繰り返しで果たして不可解な犯罪が減るのか?と言われたら、多分減らないと思うよね。自分はとうていその心理に達することはなくても、自分の身近な人間のそういう気持ちに「気付く」ことができたりして、もっと昔の日本のように他人との関わりを大事にしていく世の中であったら、もう少し暮らしやすくなるのかな…?
「お茶と探偵」シリーズの第2弾。買っただけでまだ読んでません。こっちのシリーズはドレイトンというまるで執事さんのような紅茶店の店員さんが出てくるのがやや魅力(笑)
このシリーズを読むときのお供は、森永のムーンライト(笑)いろいろ工夫を凝らしたクッキーが出てくるけど、ワタシの基本はバタークッキーです。贅沢が許されるならば、ヨックモックのシガールがいいっすよ。何度も書きますが、ミステリーとしては軽いので、本格的に推理したいヒトは手を出さないよーに(笑)
やっぱ桜の季節ですからね。この本は平安時代くらいから坂口安吾とかその辺くらいまでの、桜にまつわる文学についての解説本です。日本人は咲き乱れるということよりも、咲いて散る様に心が惹かれるDNAが民族的に受け継がれてるんでは…と思うくらいに、桜好きだよね。寂しいや悲しいやせつないを決してマイナス面だけで捉えない、豊かな感性を持つ民族でよかったなと、普段は「日本なんて…」とはかなくなることも多いだけに、思う訳でございます。
ザ・スライドショー 8 in HAWAII 公認ブートレグ盤付き
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/11/21
- メディア: DVD
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。←誰に謝ってるの?
とうとうコンプリートボックスに手を出してしまいました…。
だって、だって、だって…このゆるさの虜になってしまったんですもの(涙)
これでしばらくは、仕事中に飽きることがなさげです。
それにしてもなんで大江千里くんはブンカッキーの中に入っちゃったかな(謎)
最近の読書 [読書]
「日々ごはん」もいよいよ6巻。今回は高山さんらしい木目調の表紙です。相変わらず毎日の夕御飯がすごくおいしそうで。四季に恵まれた日本に住んでるんですもの。やっぱ旬のものを毎日おいしくいただいて、体に取り込むって、何よりの健康法の気がする(笑)中華風肉団子と白菜の煮込みっていう料理のレシピが載ってたんだけど、これはぜひとも作ってみたい。干し貝柱でお出汁を取ったり、揚げた肉団子を入れる手間といい、出来上がりが楽しみやん!作ったら味の方は報告しますわ!って、高山さんのレシピやもん。味は保証付きやっちゅーねん。
もう1冊、高山さんの料理の本。タイトル通り「じゃがいも」の料理ばっかり本。お味噌汁に入ったじゃがいもは好きじゃないんだけど、でも、茹でたのに塩とかバターとかつけて食べるのは好きだし、フライドポテトも好き。グラタンとかで、ちょっとサクサク感の残ったジャガイモが入ってるのも好きだし。チキンや魚料理の付け合わせとしてもいろんなバリエがあって面白いです。高山さんの料理本って眺めてるだけでも幸せな気持ちになるし、中に書いてあるちょっとした文章がとても好きなので、ついつい作ることそっちのけで眺めちゃうんだけど、やっぱ、たまには作らないとね。んで「あぁ…この味か…」と更にうっとりしないと(爆)
またまたおいしそうなミステリーを見つけました(笑)今回はクッキーカフェのオーナー兼職人のハンナが主人公のミステリ。「チョコチップ・クランチクッキー」とか「オールドファッションドシュガークッキー」とか何ともバターのいい香り漂うミステリでございます。まぁ、前回の読書日記で書いた「ダージリン〜」とちょっと似た雰囲気のあるお話で(作者は全然違うよ)、ミステリとしては若干緩いんだけども、軽い読み口が今のワタシにはピッタリです。これ、今読んでるのが2作目の「ストロベリー〜」なんだけけど、既に6作目まで出てるらしい。果たして主人公ハンナは殺人事件とおさらばして、結婚できるのか?ってのも見所の一つであります!
本じゃないけど。
こういうゆるーいのが最近のマイブームです。これも仕事しながらかけとくにはもってこい。せいこうさんのツッコむ様子を見て「そうそう、ツッコむとこありすぎてツッコめない時ってあるよね…」ってつい同情してしまうのはなぜでしょう(爆)みうらさんの探究心にも頭下がるけど。今、きてるのは「かぶと」と「般若心経」だそうですが、せいこうさんじゃないけど「キテるのはアンダだよ!」って言いたい(爆)
最近の読書日記 [読書]
洋物ミステリーですが、読み口が軽いし、登場人物も個性的でなかなか読みやすかったです。紅茶知識がいっぱい出てくるのも楽しい。ただ、肝心のミステリーとしてはちょっと弱いかな。風呂敷を広げたけど、中身飛び出しちゃったみたいな読後感…。第2弾が来月あたりに出るようなので、やや期待。
京都で暮らし始めて7年目の麻生さんの京都体験記はとても面白い。築80年の町屋さんで暮らすほどにすっかりなじんでいるようで、でも所々でヨソさん(京都のヒトじゃないヒトの事ね)的視点で冷静に目の前の対象物を観察しておられます。やっぱ、何でも自分で見て、触ってみないと、物事の本質ははかれないなぁ。まだまだ京都には面白いことがたっくさんありそうで、ワタシには刺激的な本でした(笑)
着物や古布には興味があるものの、知らないこといっぱいだなぁ…と思ってなんとなく読み始めたら、やたら面白かった。「紫絽地牡丹扇面滝模様小袖」とか「白綸子地梅竹藤花籠模様小袖」とか「縹絽縮緬地罌粟桔梗撫子模様単衣」とか、名前からしてキレイそうじゃない?日本人は昔は季節感を本当に大事にしてたなぁと思いました。途方に暮れそうなほどの刺繍や、絞り、染めなどで様々な文様を表現してきたんですから、やはり技術的なものは世界でも指折りの国なんじゃ?とも思います。
せいこうさんの独特の視点はやはり「見仏記」の時と同様で、ぶっとんだ表現をするのはみうらさんだけど、深く深く静かに妄想してるのは、やっぱりせいこうさんだなと(笑)浅草周辺のいろんな職人さんにインタビューし、職人技ってなんだろうってのをせいこうさんなりに分析してるんだけど、決してアーティストでなく、でも自分の技術には最大限の誇りを持って挑むヒトって感じでしょうか?しかもどこまでもゴールはない果てしなきランナーと言う感じもするな。あ、何より、自分の目の前のものを愛してるってコトが大事だな。せいこうさん、次にお目にかかるのは5月のライブですな。数年ぶりのシティーボーイズ公演復帰、めちゃ楽しみ♪
7巻を読んだとき。マンガで初めて泣きました。主人公:桂にとっては憧れであり、もしかすると初恋?の対象である日向さんというイラストレーターさんが亡くなり、それを受け入れられず、心が空っぽになって、周りの誰もを寄せ付けなくなってしまった、それくらい激しい感情が、普段はとても穏やかで朗らかな彼女にもあるんだなぁって。7巻では、先輩の言葉に少し元気を取り戻すまでが描かれていたけど、8巻ではもう少し、日向さんのコトを昇華できたらいいのになぁと思ってたら、今回は全く出てきませんでした。主に学生生活のお話がメインでした。大きな悲しみも苦しみも普段の何気ない生活、友人たちとの会話、そんな中で時間をかけて自然と癒されるってコトなのかもしれませんね。多分、今度こそ9巻ではもう少し日向さんのコトが描かれるのかな。それくらいの時間が読者であるワタシにも主人公の桂にも必要なのかもしれません(苦笑)
来週は若干時間に余裕があるようなので、先延ばしにしていた↑この本に取りかかろうと思います。高村薫女史の新シリーズ。「晴子情歌」をクリアしないと「新リア王」が読めないし。阪神大震災を機に「人が死ぬ話は書きたくない」と今までのサスペンス、ミステリーではないジャンルだそうですが、この人の書くテーマはきっと不変で「生きることの意味」ということに尽きるのでは?と、今までのどの話を読んでも思います。一種の哲学書なのかもしれません。さ、チャレンジ!